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ゆうきまさみと火浦功

マンガ

パトレイバーなどで人気の漫画家ゆうきまさみデビュー35周年記念ムック本。

過去作品を振り返っていて、ふと思い出した。

そーいえば、火浦功ってどーなった?

昔読んでた火浦功(ひうら こう)の「スターライト」シリーズにゆうきまさみが表紙と挿絵を描いていた。

無性にまた読みたくなってきたが当時の文庫本は既に処分してしまっている。

ガマン出来なくてネットで古本をポチッてしまった。

『スターライト☆だんでぃ』

これは94年に集英社スーパーファンタジー文庫から再版されたもので、最初は84年にコバルト文庫から出ていた。ティーン向けのドタバタSF珍道中である。

休暇中の鳴海甲介(通称ボギー)が力ずくで呼び戻され、地球連邦宇宙開発公団開拓者擁護局で言い渡されたのは、500光年離れた星の「畑のジャガイモが全部枯れた」という苦情対応であった。しかし送り込んだ調査員が三人も行方不明になっているという。

文句たらたら宇宙船で飛び立ち、自動航行でひと眠りしようとするとベッドに先客が。

密航者の小娘ジギーと会話が噛み合わずオジン呼ばわりされた甲介だが、まだ29歳だった。もっとオッサンだと思ってた。(こんなこと、前にも書いたなあ。子供の目には20代もオッサンに見えていたんだなあ。私も年を取ったもんだ)

広大なジャガイモ畑が広がる目的の星に着陸しようとした時、いきなりのミサイル攻撃!

ラノベという言葉を知らなかった(まだ無かった?)頃に、この大胆な活字使いには度肝を抜かれた。

このド田舎の星には、世界征服を企む組織「ブラック・ハンド」の秘密基地があった。

総帥はタカラヅカ調の派手な衣装を身にまとった美青年。ハイネル*1やリヒテル*2のような美形敵キャラである。が、中身はブンドル*3みたいな変人ナルシスト。

この挿絵がお気に入りだった。

続編はどーした?

「スターライト」シリーズは、『だんでぃ』『こねくしょん』『ぱにっく!』の3冊がある。

94年の再版で加筆されたあとがきで、4作目『しんどろ~む』を準備中と書いている。

当時から遅筆で有名だったので、続きはあまりアテにはしていなかったのだが……

もう20年も経ってるじゃないか!

06年に『ぱ~ふぇくと』が出ているが、これは既刊3冊の合本で文庫未収録の短編も入っているが、Amazonのレビューを見ると肝心の挿絵が無いらしい。

ゆうきまさみの挿絵無しで何がパーフェクトか!

おーい作者、生きてるか~?

ファンはまだ待っているぞーーー!

*1:超電磁マシーン ボルテスVの敵。ボアザン星人のプリンス

*2:闘将ダイモスの敵。バーム星人の大元帥の息子

*3:戦国魔神ゴーショーグンの敵。秘密結社ドクーガ情報局長

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