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プールでワニさんに救われた話

暮らし/その他

暑い!

いよいよ夏本番。連日30度越えの真夏日がやってくる。あぁぁぁ、夏は苦手なのだ。

夏と言えば、そろそろプール開きの時期?

身近に子供がいないので、学校のカリキュラムとか行事のスケジュールにすっかり疎くなってしまったが。

水泳の授業は大嫌いだった。泳ぐのヘタクソだったから。カナヅチでは無かったが。

プールの日は憂鬱で憂鬱で、ちょっとでも雨が降ってたら水着を持っていかなかったり、なんとかしてサボろうとばかり考えていたのだが、「他の組へ水着を借りに行け」と言われ絶望したり。

夏休みのプール開放日なんて、◯回以上出ないといけないノルマがあってもせいぜい2回くらいしか行かなかったり、とことん避けていたので上手くなるはずもなく。

だが泳げるようになろうがなるまいが、その日はやってくるのである。

そう、水泳大会である。

今でも思い出すのは小学一年生の水泳大会。

一年生なんて水遊びレベルで苦手意識はまだそれほど無かったと思うが、泳げなかったので授業では浅いプールの底に手をついて進む「ワニさん(歩き)」をいつもしていた。

しかし水泳大会ともなれば話しは別である。

泳げなくても出なければならない。もう不安でいっぱい。

ちょっと泳いでは立ち、ちょっと泳いでは立ちを繰り返し、それでもゴールは遥か彼方に思えて立ちすくんでしまった。周りは知らない子ばかりがどんどん先へ泳いで行く。

心細くて途方にくれて、数コース隔てたプールサイドに目を向けると担任の先生を見つけた。

すると担任は私に向かって、両手でワニさんのジェスチャーをしたのだ。

あ!ワニさんでいいんだ!

クソ真面目にピュアな幼心で「泳がなければいけない」と思い込んで行き詰まっていた私は、担任の助け船でなんとかゴール出来たのであった。

先生はちゃんと見ていてくれたんだなぁ

という感謝の気持ちが込み上げてくる良い思い出なのであった。

が、今では別の感情も湧いてしまうようになってしまった。

プールサイドに居る人の顔が裸眼で見えたのか!

メガネ無しでは生きて行けないほどのド近眼になってしまった今の私には、とても信じられない光景である。

さて、そんな私でも六年生までにはなんとか25m泳げるようになったのだが、中学生になると中学校の50mプール(しかも幌の屋根付き)に絶望するのであった……。

デメタンの浮き輪でよく遊んでたんだけどなー。

デメタンって泳ぎはヘタクソな設定だったからなぁ。笛は上手かったけど。

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